【読書日記】母ちゃんのフラフープ いつか来る両親の死との向き合い方について考えさせられました

ふと考えること

こんにちは😊

本日もご訪問いただきありがとうございます。

下記の記事の中で僕の趣味の一つに読書があると紹介しました。↓↓

学生時代から本は結構読んでいて、最近でも月に1冊〜2冊のペースで本を読み進めています。

良い本ってなかなか出会えないけど、(僕の個人的な感覚だと10冊読んだら1冊もないくらいです💦)気軽に読めるのに自分の考え方が整理されたり、視野が広がったり、行動力のモチベーションになります。

中には人生の選択をする時に役立つものもあります!

だから良い本だなって思うものを見つけたら、その本の内容と僕が感じたことを多くの人に紹介したいなと思って記事を書くことにしました。今回は記念すべき第一弾です!!!

ロンドンブーツ1号2号の田村淳さんの『母ちゃんのフラフープ』です。

田村さん自身の実体験をもとに、親との別れ方についての考え方が整理されて、とても参考になりました。もし機会があれば、皆さんにもぜひ読んでもらいたいです。

本のあらすじ

それでは早速本の中身を紹介していきます!

「誰もがそうとは言わないが、親とは二回、別れがある。一度目の別れは子供が実家を出て行くとき。二度目の別れは、親がこの世から出て行くときだ」(プロローグより)

この文章から始まる話は、田村さんの生い立ち、家族や周囲との関わり方について書かれている前半パートと後半にガンで余命宣告されたお母さん(久仁子さん)が延命治療は一切しない決意、それに納得する家族の姿について書かれる後半パートで構成されています。

この本のメインは間違いなく後半で『死に対する考え方』『家族の受け止め方』がテーマになっています。

久仁子さんのガンが見つかった時から田村さん自身は少しでも長く生きてほしいと思い様々な治療を提案しますが、久仁子さんは一切の延命治療をしないと拒否し、その意思を家族に伝えます。

もちろんこれは生きる希望を捨てたわけではなく、無理に延命治療をして身体に負担をかけるくらいなら、今いる時間を大切にしたいと言う考えからです。

口に出して伝えるだけでなく、尊厳死宣言書に細かく希望を残したのでその意思は固かったと思います。

そして病院の中でやりたいことノートを作って、最期の日を迎えるその日まで楽しむことを決意します。

  • 銀座の資生堂パーラーでパフェ
  • 北海道旅行
  • マカロン食べたい
  • 家族で屋形船に乗りたい

全ての夢を叶えることは出来ないけど、できるだけ後悔しないようにしたいと思い、屋形船を実現します。

そして、再発が発覚した時に『まだ生きていて欲しい』と言う気持ちを持ちながらも、田村さん、家族もその意思に納得し、尊重することにします。

結果的に久仁子さんはその後亡くなってしまいますが、最期の時まで楽しんだ本人、そして残された家族も後悔はなかったそうです。

本を読んで僕が感じたこと

この本の内容はなかなか今までに出会ったことないものでした。でも、間違いなく僕の考え方の幅を広げてくれた1冊です。そして読んだときに涙が止まらなかったです。

僕も小さい頃から両親とは仲良くて、結婚して実家を出た今でも頻繁に連絡を取るし、機会を見つけて実家に帰ったり会うようにしています。

僕がまだ子供だったころから頻繁に「私に何かあっても延命治療だけはしないでね」と母から言われていました。

この頃は親が万が一病気になったとして、どんな形で生きて欲しいと思ってたました。まさに田村さんと同じ状況でした。

身近な人、特に両親の死はとても悲しいものだし遠い先のこと。だから、いつか訪れるものと頭の中では分かっていながらも意識的に考えるのを避けていました。

今はまだ両親ともに元気な状態だけど、もしそういう状況が来たら、僕の思いじゃなくて本人の意思を尊重してあげたいなとこの本を読んで思えるようになりました。

そして、この本を読んだことを母にLINEで伝えました。

僕:ロンブー田村さんの本読んだよ。前に言ってた『延命治療はしないでね』の意味が少し分かった気がしたよ。

母:本当に延命治療はしないで欲しいよ。人には寿命があります。寂しいけど、それは避けては通れないもの。だから、生きてる今の時間を一緒に楽しく過ごしましょう。

両親が亡くなった時に後悔するのって、亡くなった事実と同じくらいに親孝行出来なかったことだと思う。だから、後からでもできるなんて思わずに両親が元気なうちに親孝行はどんどんしたいし、一緒に楽しい時間を過ごしたいなと改めて思いました😊(両親とやりたいことリストも作ってみます笑)

日本では人の死って避けられているテーマで後回しにして後悔してる人が多い印象だけど、大切な家族とは元気なうちに話し合っておくのが後になって後悔しない秘訣です。

この本や僕たちの考え方が少しでも参考になってもらえたら嬉しいです✨

それではまた次の記事でお会いしましょう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました